2023年もよろしくお願いいたします。

あけましておめでとうございます。

かなり久しぶりのブログ投稿になり申し訳ございません。2023年もよろしくお願いいたします。

 

さて久しぶり投稿はスケーリングのおすすめとお知らせをしたいと思います。

 

上の写真は処置前の歯石が付いてしまったワンちゃんの口腔内です。後臼歯の歯石ががっつりついていますね。

この歯石は口臭、歯肉炎や歯が抜けてしまう原因となるとともに後々、腎臓病や心臓病の原因となる細菌も豊富にいる状態で口腔内だけの問題ではありません。

つぎの写真はスケーリングをしてポリッシングをした処置後の写真です。幸い抜けてしまう歯も無かったので今後は毎日の歯ブラシを頑張って口腔内の健康を維持していきます。

犬・猫の口腔トラブルは歯石の付着による歯肉炎が多く3歳ごろからそういった歯肉炎が発生している子が増えてきます。

また歯石になってしまうとスケーリングといって歯医者さんと同じように機械でとってあげないと治療ができません。動物の場合処置時の安全のために全身麻酔下で行わなければ治療ができないため、麻酔をかけても大丈夫かどうか診察または検査を受けていただき可能であればスケーリングという流れになります。

県内でも無麻酔歯石除去といって行っている施設もありますが、表面の歯石をとるのみで歯肉炎の原因になっている歯周ポケットの歯石除去ができていない、表面がポリッシングできておらず傷つけているので歯石の付着しやすい状況をつくっているのみならず誤嚥による肺炎や痛みによるトラウマを植え付けて日頃のケアも難しい状況になるデメリットがあるのでお勧めしません。またスケーリングなどの治療行為は獣医師のみ行える(または獣医師の直接指導の下行う)と獣医師法でも定められている行為なので、獣医師の所属しない施設での施術は危険を伴いますのでご注意ください。(民間の資格の下行っている施設もあります。違法です!)

最近お口の臭いが気になる、口ががくがくする。食欲が落ちている、鼻水がよくでてくる等気になる症状がある場合は当院スタッフまでお声掛けください。

デンタルケアに関するご相談もお気軽にお声掛けください。

第一回愛玩動物看護師国家試験のため

2月18日・19日・20日

上記の日程で全国的に休診の病院が多くなります。

当院もお休みになりますので、気になる症状がある場合は早めの来院お待ちしております。