最近診察にきて頂いた飼い主さん達から「うちの子太ってる？」「今標準体型ですか？」などよく尋ねられます。今回はわんちゃんの体型についてお話したいと思います。

まずは肥満とは体内の脂肪組織が基準値以上に増加している状態を言います。また理想体重の15％以上重い状態が肥満と位置づけられています。

　動物種によって骨格や体格にも違いがあり、「〇Kｇ～太ってます」とはいえません。体型の評価はをBCSという①～⑤段階の数字で評価しています。

 ①肋骨が遠くからでもハッキリ見える・体脂肪は全く見当たらない・筋肉量は明らかに低下している

②肋骨が容易に触る事が出来る・体脂肪を触る事ができない・腰のくびれがハッキリみえる

⑤肋骨を触ることができない・腹部が膨張している・腰のくびれはない・頸と四肢に脂肪が沈着している。

と、写真付で記入しましたが分かりづらいかもしれません。適正な体型は③番目を目指したら良いと思います。評価方法は見るだけではなく、触らないと分かりません。触ったときの比較対象がなくてやっぱり分かりづらいとおもいます。

ちょっとコロコロと丸い方が可愛いと思われる方もいるかと思いますが、肥満体型のままでいると、心臓に負荷がかかる、関節などの負担がふえる、麻酔をかけた時のリスクが増えるなど、色々とデメリットがあります。

もし、自分の子は肥満体型かも・・など思われた飼い主様がいらしましたらスタッフにご相談下さい！お話を伺った上で減量方法のアドバイスや、ご相談に乗ります！お気軽にお声かけください(*^_^*)