野生鳥獣保護

少雨で梅雨をとおりこして夏が来てしまったんではないかという暑い毎日ですが、皆様は体調などくずしてないでしょうか?母の作った紫蘇ジュースでなんとか毎日乗り切っている看護師Aです。

さて週末など熱帯低気圧が発生しており台風一号にならないか心配しております。台風が来た後おおくなるのがけがをした野生鳥獣の診療の問い合わせです。当医院は野生鳥獣診療の指定病院になっており治療を行っているのですが、通常の診療と平行して行っているので入院状況、野生鳥獣の受け入れ状況によっては受け入れをお断りさせていただく場合も多々あります。

いまいるのがこの緑のはと「アオバト」という種類のハトのひなです。

日本で広く見られるようなのですが警戒心がかなり強くなかなか人目にふれない鳩さんです。

 

この子は巣立ち前に猫かなにかに襲われたようで羽の内側に傷がありましたがなんとか抜糸できるくらいまでよくなりました。

 

あとは飛行できるようになれば野生にかえせそうなのですが、治療中はケージに入れている状況なので筋力をつけるまでもうすこしかかりそうです。

沖縄県の野生鳥獣保護についてのページより抜粋した資料になりますが。

 

救護の対象とならない動物として

1:所有者のある鳥獣

2:野良犬・野良猫

3:海棲哺乳類・ネズミ(ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ、ジャコウネズミ)

4:外来鳥獣(ドバト、インコ類、タイワンシロガシラなど

 

は救護の対象とはならないので、確認下さい。

なお、傷病野生鳥獣の受け入れには限りがあり慢性的な満床状態が続いています。

もし可能なかたは保護飼育ボランティアも募集していますので御協力いただけると助かります。

この受付用紙は沖縄県のホームページよりダウンロードが可能ですので、興味のあるかたは検索してみてください。

受け入れに関してなのですが、多くの方は問い合わせ頂き状態を確認して来院いただいておりますが飛び込みできてしまう方もいます。受け入れが不可能な場合もございますので前もってお問い合わせくださいますようお願いします。

 

搬送の手伝いや捕獲の手伝い等は行っておりませんのでご了承ください。

連れてきて頂いた方はすこし書類の記入のおねがいと、野生復帰可能な場合もとの場所にもどしていただきますので時間に余裕をもっておこしください。

この子は「リュウキュウオオコノハズク」という種類のコノハズクで野生復帰が不可能なので当医院にいるこです。

かくれアイドルになってくれています(^_^)

けがをした野鳥を発見された方はどうかみつけた!病院へ連れて行く!良いことした!だけではなくそのあと野生に戻せない場合自宅で飼養可能か?まで考えていただけると保護活動の幅がひろがり、当院で治療できる野生鳥獣の個体数も増えます。

 

よかったら御協力おねがいします。

野生鳥獣とは話がずれますが今月で狂犬病予防月間最終月となります。

まだ予防注射を済まされていない方ははやめに来院ください。

 

暑い日が続き体調を崩すペットも増えています。食事を取らなくなった場合2日以上様子をみないですぐに来院ください!脱水症状で入院という事態もふえていますので、きをつけてください。