お盆です。もともとナイチャー、でも気持ちはウチナンチュの看護師Hです。
地域によりますが、沖縄は旧暦のお盆なので、今年はご先祖様を8月26日にお迎え(ウムケー)して、28日に送る(ウークイ)日程です。
そして今日はお盆明け。土曜日ということもあり、多くの地元企業は休業です。親戚一同と来年までお別れのご先祖様とでごちそうを食べ、呑み、踊り、白々と明けた朝です。
本土でいう「盆踊り」は沖縄でいうところの「エイサー」でしょうか、全国的にもメジャーになってきましたよね。
我が家は沖縄出身ではないわけですが、ここへやってきてからもうすぐ四半世紀、ここで育った我が家の子供たちは2人とも小さい時から慣れ親しんだ「エイサー」です、曲がかかると自然に体が動き、エアギターならぬエアパーランクー(太鼓)してしまうのもわかる気がします。
私も、太鼓の音と「イーヤーサッサー」の掛け声が聞こえると、チムドンドン(胸が高鳴る)するなあ・・・・。
以前、東京・杉並区で友人宅へ行く途中、商店街の中から、このエイサーの音が聞こえてきた
ことがあって、まるで何かに吸い寄せられるように音のする方へ引っ張られていきました。沖縄県人会の方々でしょうか、お上手でしたよ。思いがけない邂逅に涙が出ました。
伝統行事なので、それぞれの部落や自治会で若者から若者へ受け継がれていく中、沖縄を離れ進学や就職になる人も増えて、人員確保やまとまった練習が難しいところもあると聞きます。
感動をありがとう!!そしてぜひぜひがんばって!!
そんなお盆の間、海に遊びに行ってはいけないという言い習わしがあって・・・・。
遊びにいくと後生(グソー)の人、つまり亡くなった人に引っ張られてしまうから、ということらしいです。
例えばお盆じゃなくても人の病院や動物病院など医療施設にいると、人や動物のいのちの行方はたしかに不思議なものを感じることもあって「引っ張られたのかな・・・」とつい考えてしまう事態にぶつかります。
もともと重い病気だったなら仕方ないとして、急な事故で運ばれて来たり、急に調子を崩してしまったり、負の連鎖が続くことがあるんです。ほんとうに不思議です。
生まれた時から、もともと命の終わり方が決まっているというなら、受け入れるしかないのですが、お別れは残された家族にとってやはりとても悲しいですし、とても寂しいです。
現世を離れていく魂も、とても不安で寂しいのでしょうか?だから道連れを?
わかるような気もするけど・・・。
でも「お願いだから連れて行かないで!!」と心で絶叫したところ、あきらめてくれたのか無事に回復した子もいましたし。
意外と話せばわかってくれるの?だったら苦労しないんだけど。
こっそり「塩」を持っていらっしゃるご家族もお見受けします。「守りたい」気持ちを伝える
アイテムといえるかもしれませんね。
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