私たちの仕事

3月だというのに初夏を感じさせる蒸し暑さがつづきますね、みなさまいかがお過ごしでしょうか?動物看護師Aです。


 実は病院の一角にひっそり暮らしているコノハズク(ホーさんと勝手によんでいます(笑))も暑さの為か水浴びのあとこのように翼を広げて乾燥中でしたwww

さてさて今回は私たち動物看護師について紹介したいとおもいます。「動物看護師」ときいてみなさんどんな資格で、どんな仕事をしているか思い浮かぶでしょうか?「資格は必要なの?」「人の看護師の動物版?」と詳しくご存知の方は少ないのではないでしょうか?

 経験からして大体の方が「動物病院にも看護師の資格ってあるんだねー!」と驚かれることが多々あります。(いまだに私の祖母は動物病院で医者やってるよー私の職業を勘違いしていますが(汗)←もちろんなんども動物の看護婦さんだよ!と訂正しています。)

詳しく説明しますと、人の看護師さんのように国家資格ではありませんなので特に資格をもっていなくても動物病院で働くことは法律上可能ですが、実際に働くとなるとなにも知識もない状態での勤務はかなり困難だと私は思います。

 現在、今まで複数の民間団体がそれぞれの基準で行っていた認定を公的資格化をめざした第一歩として全国統一認定資格となりました。「動物看護師統一認定機構 認定動物看護師試験」に合格することで「認定動物看護士」を取得できます。 ちなみに当院の動物看護師は皆この資格を取得しています。

 「で?どんな仕事をしているの?」と疑問に思う方がいらっしゃるかとおもいますので、すこし私たちの仕事内容をご紹介させていただきます。

  • 動物の保定
  • 入院動物のお世話・管理
  • 獣医師の業務の補助
  • 受付業務・会計処理
  • 院内清掃・各種雑務 etc...

動物の保定 私たちの仕事で一番目立つ部分ではないでしょうか、採血や処置をする際にスムーズにかつ動物に負担やストレスのかからないよう抑えます。ただ力ずくで抑えるのではなく骨格や関節を考慮して抑えるようにします。(神経質な子の場合安心させるために飼主さんにお手伝いいただく場合もあります。)

入院動物のお世話・管理 入院中なにか変ったことがないか、状態がおかしい場合いち早く獣医師におしらせします。病気でしかも家じゃない場所にとどまらないといけない不安でいっぱいの動物に親身に接します。

獣医師の業務の補助 処置に必要な器具の準備、手術の準備・片づけ、モニタリング報告、診察後だされた処方の元お薬を準備します。獣医師の業務が円滑にすすむよう補助します。

受付業務・会計処理 どういった症状で受診したのか、飼い主さんから伺い動物の様子も確認します。具合がかなり悪い場合、受け付け順を繰り上げて獣医師に診てもらうようにします。保険の会計処理も私たちの業務です。

院内清掃・各種雑務 院内感染防止のためまた、来ていただく患者さまが気持ちよく受診していただくために日々清掃しています。

紹介させていただいた内容はほんの一部です。御覧のように私たちの業務は多岐にわたりますので日々勉強の日々です。

 もしも治療中「この薬なんで飲ませているんだっけ?」とか「薬のませるのが難しい、苦痛だ!」など疑問や不安にかんじることがある場合、些細なことでも構いませんので気軽に私たち動物看護師にご相談ください。治療以外でもしつけについてや、こまっていること、面白い癖でもなんでも気軽にお話し下さい。