春の足音

はやいもので新年あけてもう一か月が過ぎ去ろうとしています。

北部では桜祭りがはじまってもうみごろをむかえているそうですね^U^

写真は去年撮影した東京のさくらですが(笑)

タイミングがあえば沖縄の桜祭りも見に行きたいですね。

暖かくなり始めたこの時期、皆様お家にいるペットたちの各種予防はお忘れではないでしょうか?「体調も悪くないし病院に行って薬もらうの?」「うちのこは室内飼いだから予防接種はひつようないわよね?」とお考えの方!是非この機会に予防の必要性ご検討ください。

わんこの主な予防できる病気

  • フィラリア症 蚊が媒介する病気で、吸血する際にフィラリアの幼虫であるミクロフィラリアが体内に侵入しやがて心臓に入り20~30cmのそうめん状の成虫が寄生する恐ろしい病気です。毎月一回の予防薬の投薬で防ぐことが可能です。(沖縄では年中予防が必要です!
  • 混合ワクチン接種 わんちゃんに伝染する各種混合ワクチンです。特に県内で流行している感染症としてパルボウィルス感染症は感染力も高く、仔犬が感染すると嘔吐とケチャップ状の下痢を頻繁にする高い死亡率の感染症ですので予防していただきたい病気です。最初接種する際、追加接種として2~3回一か月間隔で行い、その後は毎年1年追加接種をしていただきます。沖縄は特に毎年伝染病の流行が確認されるため、室内で飼育しているわんちゃんも予防接種をおすすめします。

にゃんこの主な予防できる病気

  • 外部・内部寄生虫 ノミや耳ダニなど皮膚や耳に寄生する寄生虫です。特にノミは毛づくろいの際にノミを一緒になめとり、体内にいれることで瓜実条虫という消化管に寄生する虫を媒介します。猫のおしりまわりに白ゴマのようなつぶつぶがついている際は来院してください、駆虫した後ノミの駆除も必要になります。消化管の寄生虫に関しては飲ませるお薬での駆除になりますが、皮膚に寄生すノミや耳ダニは首の後ろにつける液体のお薬、または飲ませるタイプのお薬がございます。
  • 混合ワクチン接種 猫ちゃんに伝染する各種混合ワクチンです。こちらもわんちゃん同様県内で常に感染がみられる感染症ですので予防が重要になってきます。代表的なもので猫ウィルス性鼻気管炎・猫カリシウィルス感染症呼吸器病でくしゃみ・鼻水・目ヤニ・発熱・口内炎などで食欲がなくなり重症化する伝染力の高い感染症です。猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎)こちらはパルボウィルスによる感染症で犬同様感染力がたかくまた仔猫の死亡率の高い感染症です。

他にも予防できる感染症はございますが割愛させていただきました。(情報が多いためすみません)健康な状態のとき予防の意味はあるのかピンとこないかとは思いますが、もしもかかってしまったとき。上に記入させていただいた疾患の多くは、入院もしくは完治まで長期の通院が必要になり結果、予防接種もしくは薬の費用よりはるかに治療費のかかってしまう。なによりペットの体への負担の大きな疾患になってくるので動物病院としては強くおすすめさせていただいています。費用以外にも副作用、必要性に不安をおもちの飼い主さんもいらっしゃるかとおもいます。まずはお気軽に病院スタッフにご相談ください。